「10年つきあいたい」という見出しと、表紙のおしゃれなイラストに魅かれて手にしたこの本。
パーソナルスタイリストの
渋谷有紀さん監修のコーデ指南本です。
対象年齢は30代が中心ですが、20代後半~40代前半くらいまでをざっくりカバーしています。
コーデ紹介は、イラストがメインで平置き画像が少し、という珍しい構成です。
本書によると、10年間、愛着を持ってつきあえるアイテムの必須条件、それは
①デザイン・色柄がベーシックで
②高品質であること。おっしゃる通り!
高品質なものは当然、それなりに価格もお高くなります。
いい大人なんだし、そろそろ品質のよいものを揃えたい、でも・・・。
「これ、ホントに10年後も活躍するアイテムなのかな?」とつい不安になりますよね。
ついついお手頃アイテムに手を出しちゃう、の繰り返しで、いつまでたってもワードローブが向上しない。
・・・そんなお悩みをお持ちの方
(わたしもです~!)にピッタリのアドバイスが見つかる本です。
お年頃が変われば、当然似合う着こなし方も変わります。
この本では20代、30代前半、30代後半、40代と、年代ごとに同じアイテムの着こなしをどう変えていけばよいかを提案してくれます。
「ナルホド!10年後はこう着ればいいんだ!」とわかれば、ちょっと敷居が高い高価なアイテムでもがんばって手に入れようという気持ちになりますね~。
これは今までの着こなし本にはなかった新しい切り口では?!
ここのところ、個人的に気になっているネイビーのギンガムチェックシャツが10年アイテムのひとつとして登場したので嬉しくなりました。しかも、ボタンダウン推奨ってことで、そこのところもわたし好み♪
他の10年選手候補は、ブラックジャケット、アンサンブルニット、ノーカラーコート、レザーボストンなどなど。
大人が長~く付き合いたいお相手として納得のラインナップです。
コラム「ベーシックアイテムに潜む落とし穴」(104ページ)には、ギックリ
思わず、ある、
ある、ある~!と叫んでしまいそうになりましたよ。
あ~、でもね~、これは試着段階ではなかなか判断できないでしょう。
実際に来て一日過ごしてみないとね~。
この本を読んで、あらかじめ「こういうこともある」と心してお買い物にのぞめば、哀しい被害を防げるかもしれません
(?)ね。
なになに、なんのこと~???とお思いのアナタはぜひ読んでみてくださいませ
(思わせぶりでゴメン)。
ああ、わかっちゃいるけど、ベーシックなアイテムに高いお金を出すって一般人には思った以上に難しいコトなんですよね~。
どこか、「ひねり」のあるモノを買った方がおトクな気がして。
これだけコーデ本を読んでるのだから、いい加減、学習したいものです。
渋谷有紀10年つきあいたい大人ワードローブ&コーディネート